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わが国の不動産マーケットは「不透明」であると言われてきました。しかし、インターネットの普及により膨大な量の情報が行き交うなか、不動産情報の公開性も高まってきています。

ただ、他の商材と比較して不動産は「まったく同じものが存在せず、不均一性が高い」という特性から、それぞれの不動産を比較し選択する判断は、多少の技量が必要です。

専門家でも不動産の鑑定評価を、価格の三面性（費用性、市場性、収益性）に照応して原価法や取引事例比較法、収益還元法などの評価方式を用いますが、類似事例が少ない場合や事情補正、時点修正の前提条件により評価価格にブレが生じます。

また、現況に追加の変更を想定した評価価格については、変更に伴う期間ロスと追加資金の調達コストなど、取得するプレーヤーにより、実務では費用格差が生じるケースも少なくありません。

そのうえ、それぞれの不動産には、その個別性から継続的に感じる特有の魅力を秘めており、その隠れた魅力こそが不動産の本質的価値だと考えます。

このような、鑑定評価で示されるロジカルな投資分析と、デザインや機能および居心地の良さなどの情緒的ベネフィットの側面をビジュアル化するなどして、分かりやすく不動産の情報をご提供いたします。

不動産マーケットには、ダイヤモンドの原石が数多く埋もれています。

マーケットの投資・事業用不動産の価値を分かりやすく見出すことにより、不動産マーケットの活性化に繋がればと願います。